第九十一話 Hinemos6.0.0リリース!

cです。こんにちは。


若手がブログを書いてくれないので、久しぶりに書いてみます。


Hinemos6.0.0が2017/2/2にリリースされました!
https://github.com/hinemos/hinemos/blob/master/README.jp.md
こちらからダウンロードできます。
インストール時に問題になりそうなことと解決方法を書いておきます。


インストールはHinemos5.0と同様にrpmで可能です。

# rpm -ivh hinemos-6.0-manager-6.0.x-1.el7.x86_64.rpm
# service hinemos_manager start
# rpm -ivh hinemos-6.0-web-6.0.x-1.el7.x86_64.rpm
# service hinemos_web start

上記のコマンドでHinemosマネージャとHinemos Webクライアントをインストールして起動できます。
起動後に、ブラウザでアクセスします。

http://[WebクライアントのIPアドレス]

アクセスするとHinemosマネージャへログインするダイアログが出てくるので、
HinemosマネージャのURLとユーザ名とパスワードを入力してOKをクリックするのですが、
ここで失敗する人が多いと思います。


ユーザ名とパスワードはデフォルトではhinemos/hinemosを入力してください。
HinemosマネージャのURLはHinemos5.0と異なり、 http://localhost:8080/HinemosWS/ のままではダメです。
(HinemosマネージャとHinemos Webクライアントが同居している場合であっても、 http://localhost:8080/HinemosWS/ ではダメです。)


localhostをHinemosマネージャのIPアドレスに置き換えてからログインしてください。
正確に言うと、localhostを「netstat -noap | grep 8080」のIPアドレスに置き換えてからログインしてください。


なお、「netstat -noap | grep 8080」のIPアドレスを変更したい場合は、
hinemos_change_listen_address.shを使ってください。
hinemos_change_listen_address.shの使い方は、「管理者ガイド 3.1.12待ちうけアドレスの変更」を見てください。


hinemos_change_listen_address.shを利用してもログインできない場合は、ファイアウォールに引っかかっている可能性があります。
一旦、ファイアウォールをOFFにして、挙動が変わるか確認してみてください。
(最終的には、ファイアウォールをOFFにするのではなく、必要なポート(TCP8080)のみを開く設定にしてくださいね。)


補足ですが、Hinemos5.0では0.0.0.0で待ち受けているため、localhostのままでも大丈夫です。
Hinemos6.0で利用しているOpenJDK1.8は不具合があり、0.0.0.0の待ち受けができません。
そのため、上記のような面倒なことをする必要があります。
https://bugs.openjdk.java.net/browse/JDK-8162941
OpenJDK1.8の本家では修正されたので、RHELCentOSのOpenJDKに修正が取り込まれれば、
0.0.0.0の待ち受けが可能となります。


下記も参考にしてください。(Hinemos5.0ですけど)
http://d.hatena.ne.jp/hinemos_dev/20150827