第九十二話 Hinemos6.0.1リリース!

pです。こんにちは。
初めてこのブログに記事を書くので、宜しくお願いします。


Hinemos 6.0.1が先週金曜日(2017/6/9)にリリースされました!
最新パッケージはこちらからダウンロードできます。
https://github.com/hinemos/hinemos/releases/tag/v6.0.1


早速ですが、以下に6.0.0から6.0.1へのアップデート方法について説明します。
なお、新規インストールの手順については、6.0.0とパッケージ名/リンク先以外はほぼ差がないので、新規インストールの場合は前回の記事をご参照ください。
http://d.hatena.ne.jp/hinemos_dev/20170206


アップデートもインストールと同様にrpmで行います。

・Hinemosマネージャ

# service hinemos_manager stop
# rpm -Uvh https://github.com/hinemos/hinemos/releases/download/v6.0.1/hinemos-6.0-manager-6.0.1-1.el7.x86_64.rpm

このままで起動すると、jvm_stdout.logにHinemosModel.jarが見つからないというエラーが出力され、起動失敗となります。
原因は、6.0.1でJARの仕様が変わっていて、HinemosModel.jarがなくなったからです(ちなみに、代わりにHinemosManagerRhel.jarが増えた)。

JPAの設定ファイルpersistence.xmlを合わせて更新すれば解消できます。
以下の手順にしたがって、設定テンプレートフォルダ(etc.template)から新しいpersistence.xmlを作り直してください。

# cd /opt/hinemos
# rename .xml .xml.OLD etc/META-INF/persistence.xml
# cp etc.template/META-INF/persistence.xml etc/META-INF/persistence.xml
# sed -i.BAK "s#%%HINEMOS_HOME%%#`pwd`#g" etc/META-INF/persistence.xml

これで正常に起動できるはずです。

# service hinemos_manager start

・Hinemos Webクライアント

# service hinemos_web stop
# rpm -Uvh https://github.com/hinemos/hinemos/releases/download/v6.0.1/hinemos-6.0-web-6.0.1-1.el7.x86_64.rpm
# service hinemos_web start

クライアントのほうは特に追加の変更がなく、このまま正常に起動できます。

マネージャとクライアント両方起動したら、ブラウザでアクセスできるかを確認してください。

http://[WebクライアントのIPアドレス]

残念ながら、OpenJDK1.8における0.0.0.0の待ち受けできない不具合の修正はまだRHELCentOSのデフォルトパッケージに取り込まれていないので、
Webクライアントをマネージャと同じサーバにインストールしても、
Webクライアントのログイン画面にて、http://localhost:8080/HinemosWS/のままだと接続できません。
localhostの部分をマネージャサーバのIPアドレスに置き換えてログインしてください。

※詳しくは前回記事を参照してください。http://d.hatena.ne.jp/hinemos_dev/20170206


6.0.1で数々の機能改善や不具合の修正が行われていますので、早くバージョンアップを推奨します。
チェンジセットはGibHub上のリリースページより確認出来ます。
もしリリースページにない、まだ修正されていない不具合があれば、
フィードバックしていただければ次期マイナーバージョンで対応を検討します。
宜しくお願いします!