第五十六話 Hinemos4.0 その2

cです。こんにちは。


Hinemosは4.0になり、利用しているミドルウェアもバージョンしています。
今回はその中で、JBossについて触れたいと思います。


JBossはHinemosが依存しているソフトウェアの中で、
一番依存度の高い物です。
JBossのバージョンアップにより、メモリ使用率が上がってしまいました。
100MByte近く多めに利用するようです。


そのため、インストールマニュアルにあるように、
Hinemosでは推奨メモリサイズを2パターン用意しています。

  • 監視台数が100台未満だったら、物理メモリ1GByte。
    • (JVMのヒープサイズはデフォルトのまま。)
  • 監視台数が100台以上だったら、物理メモリ2GByte。
    • (この場合は、管理者ガイドに従ってJVMのヒープサイズを大きくしましょう。)


このブログを見ている人は理解されているとは思いますが、
監視設定などによって「100台」という数値はぶれます。
そのため、メモリがよっぽどカツカツでなければ、
監視台数が100台未満であっても、物理メモリを1.5Gbyte以上載せて、
JVMのヒープサイズを大きくしてもらいたいです。


ちなみに、監視台数や監視設定が多いにも関わらず、
JVMのヒープサイズがデフォルトの状態であると、
FullGCが頻発して性能が大幅に劣化します。


参考:
JVMのヒープサイズを大きくする設定は管理者ガイドに書いてありますが、
こちらにも転記しておきます。
編集するファイル:/opt/hinemos/etc/jboss/run.conf

#JAVA_OPTS="${JAVA_OPTS} -Xms1024m -Xmx1024m -XX:NewSize=320m -XX:MaxNewSize=320m -XX:MaxPermSize=128m"
JAVA_OPTS="${JAVA_OPTS} -Xms512m -Xmx512m -XX:NewSize=160m -XX:MaxNewSize=160m -XX:MaxPermSize=128m"

↓設定変更

JAVA_OPTS="${JAVA_OPTS} -Xms1024m -Xmx1024m -XX:NewSize=320m -XX:MaxNewSize=320m -XX:MaxPermSize=128m"
#JAVA_OPTS="${JAVA_OPTS} -Xms512m -Xmx512m -XX:NewSize=160m -XX:MaxNewSize=160m -XX:MaxPermSize=128m"

管理者ガイド(admin.pdf)はこちらからダウンロードしてください。
http://sourceforge.jp/projects/hinemos/releases/?package_id=4738